安東禮安烏川洞出身の濯淸亭金綏(1481~1552)が著述した韓国で最初の漢字で書かれた調理書だ。『需雲雜方』には多くの酒に関する内容が書かれていた。’需雲雜方’以前の食べ物に関する書物は、中国から入ってきた『齊民要術’(540年頃), 『農桑輯要』(1273年), 『山居四要』(1360年)等がある。『農桑輯要』は韓国に入ってきて刊行されたという具體的な軌跡が見られるが、’齊民要術’は相當昔からここへ流轉したとされるが刊行された手がかりが発見されていない。よって仮にこのような中国の調理書に酒が登場したとしても、これが’需雲雜方’にそのまま挿入されたと斷定するのは難しい。さらに ’高麗図經’には “高麗にはもち米がなく、蕎麦と麹で酒を醸造する(宋では本來もち米で醸造する).”と説明しているので、中国の釀造法とまったく違う点を宋の使臣がとらえている。このような点から見ると、『需雲雜方』は中国のいろいろな文献に出てくる名稱の酒が記録されていたとしても、すでに韓国化された酒を紹介していたと認識できる。
http://www.andongsoju.net/coding/jap/sub2/sub1.asp
需雲雜方
http://www.soowoonjapbang.com/japanese/main.asp
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